先日3回にわたって、
- プラスチックゼロ生活 in Tokyo 1
- プラスチックゼロ生活 in Tokyo 2
- プラスチックゼロ生活 in Tokyo 3(という名の東京・谷根千ガイド。)
私がどんな感じでプラゼロ生活をしていたのか公開しましたが、
実は、大阪にいる今、プラゼロ生活していません。
え!
自分で言っておいて今はやってないのかよー。と思われた皆さん、ごめんなさい。
やめました、と言うより続けるのが難しい、と言うのが近い。今住んでいる生活圏で、苦労なく買い物行ける範囲でプラなしで野菜などを購入できるところがないのです。
いくらプラなしで買えると言っても、片道30分自転車漕いで買い物に行くなんて、ロードバイク派の私にもちょっと流石にできません。ぐすん。
もう一つ別の理由として、食べるものはなるべく無農薬野菜と添加物・化学調味料なしのものをメインに選ぶことにしたので、大切にするポイントが少し変わったというのもあります。もちろん無農薬野菜でも、包装されていないものを優先的に買うことは、今でも心がけています。
大阪に来てからお世話になっていた、和歌山から毎週無農薬野菜売りに来てくれるおじいさん、最近コロナのせいか来なくなってしまって、悲しい、、、、、、、
でも、実はこれが、大学院でもう一回勉強して、企業の振る舞いを変えていく立場の組織で仕事しようと強く思ったきっかけです。東京でプラなし生活していた時(車・飛行機関連製造業メーカーに勤めていた時代)にすでに感じていたことなのですが、個人の行動による影響を与えられる範囲には、やはり限界があります。いくら関心があっても。
私が食料品プラなし生活していても、スーパーに一歩入れば、我が家が廃棄削減できたプラスチックの何万倍の量のプラスチックが「いらっしゃいませ」と言ってくれる。
そんなの、個人の努力だけでは到底勝てない。
消費者に委ねるのではなく、企業がしっかり方向転換しないと、そしてそれを国ができるようにサポートするシステムを作らないと変えていくのは難しい。
これは使い捨てプラスチックに限ったことだけではないです。
ジェンダーギャップ、人権の問題など課題はいっぱいあります。
もちろん、変化にはコストがかかる。特にヒトの部分ですね。
例として先月、政府から発表があった子ども庁の設立。以前にも一回やろうとしたらしいんです。
なんでできなかったのか聞いた記者の質問に対する答えは、「60を超える法案を見直さなくてはいけなくて、できなかった」って、、、そう、人的コスト。
今回は本気のようなので、このまま進んでいってくれることを願っているのですが。
(子どもの権利を軸に置いてみると、まだまだ改善点などは色々あるのですが。子どもの権利についても今度書きます。こちらの社説もご興味ある方どうぞ)
(そして今上にリンクした記事を探そうと思って検索したら、今日のニュースで子ども庁の動きが鈍り出しているではないか!!!でも内容の濃い政策を打ち出していただきたいので、短期間で「はいできました」って言って政策内容が穴あきだらけよりもいいか。。。)
こども庁に関してご興味ある方、こちらの記事もどうぞ
社説(5月1日) 「こども庁」構想 器より政策検証が先だ
今日言いたかったのは、個人の努力に頼らないで、企業、そして国(政府ね)がしっかりシステムを整えていくことに力を入れていく必要がある、ということ。
次回は、じゃぁなんでそれがなかなか進まないのか、と言うことを書きたいと思います。
プラごみ、電化製品廃棄物、気候変動などあらゆる環境問題によって一番影響を受けているのは、環境問題に対するネガティブファクトを最も出していない国や地域の人たちであることを知らないといけない。
こちらの動画、内容もさることながら、アニメーションも素晴らしいのでぜひご一覧を!