海外の、授業が英語で行われる大学・大学院に応募するときに必ず必要になるのが英語能力証明。
いわゆる、TOEFLだったりIELTSだったり、ケンブリッジ大学英語検定というものです。学部の授業が全て英語で行われていた大学を卒業した人はこれらの提出が免除になる場合もあるみたいですが、日本人だとだいたいの人が必要になるのではないでしょうか。応募する大学によって、TOEFLしか受け付けていなかったり(特にアメリカ)、TOEFL・IELTS・ケンブリッジなど幅広い選択肢がある場合と色々あるので、自分の応募する大学や学部がどの証明書とレベルを求めているのかをまずチェックしましょう!これらの試験、受験するのに1回2万円とかかかるので、なるべくどの応募先にも使えるもので攻めるのが得策かと思います。
まぁそれでも各試験によって個人的な向き不向きや特徴などあるので、TOEFLとIELTSに関して、私の経験を通して感じた点などシェアしていきます。
「大学院受験:IELTS準備編」では、①では私がIELTSを選んだ理由と、後日投稿の②ではその勉強方法をご紹介します。それではレッツゴー!
私がIELTSを選んだ理由
大学院受験:スケジュール編で書いたように、私、最初はTOEFLでスコア取ろうと頑張っていたのです。でも、私には相性が合わなかったのか、うまくスコアが取れませんでした。個人的な感想ですが、
TOEFLは、
- 単語が専門的すぎる(それに加えて、読解のテキストの内容が読んでても全然面白くない。)
- 試験当日、PCに向かって行うのですが、すぐ隣に人がいるのが結構気が散る。
- 自分がリスニングやっているのに、隣の人はスピーキングやっていて単純に気が散る。(Reading, Listening, Speaking, Writingのセクションに区切りがなく、ヨーイドン!で始めて早く進める人はどんどん進んでいくパターン。)
- 4時間くらい休憩がなく、試験開始から試験終了までが長い!(トイレが近い私には結構大変だったwww)
- 受験回数が意外と少ない!しかも会場が遠い!!(その頃一応、都内23区内在住でした。)
という感じで。
三番目に書いた点は、TOEFLに関する結構悪名高き点だと思うのですが「実際そこまで気にならないっしょ?」と思いますよね?私も試験受ける前までは「まぁ、とはいえイヤフォンしてるし問題ないでしょう〜〜〜」と軽くみてました。
だ・け・ど!
やっぱりみんなコメントしてるだけありますね。。。気が散る。イヤフォン、ノイズカットついてるっぽいものだったけど、みんな集中して自分の声の大きさを気にしてる人なんておらん!PCにしっかりと録音されるように、おっきな声でSpeakingテストしているのでイヤホンしてても普通に聞こえてくるさ。
あとは、会場が遠かったのも結構大変でした。当時、文京区に住んでいたのですが、すんごい辺鄙なところに会場が指定されてて、行くの大変だった。。。中央線でほぼ千葉みたいな感じのところ、初めて行ったわ。。。
そして、1点目に書いた、単語!これもう本当に苦労したわ。。。宇宙関係とか化学関係とかすっごい専門的な単語が出てくる内容の話が多くて、私は開発学でそういうマニアックな単語ってほとんどいらない感じだったので、「本当にこの単語、後で役に立つんかな???」って疑問を持ちながらTOEFLのための勉強してました。そもそも、そういう疑問をもちながら勉強してたから上手くいかなかったんだよね。自省。
で、結果IELTSに切り替えてどうだったのか?
まず初めの感想
「内容 わ か り や す!!!」(スコアがめっちゃ取れるかとは話は別w)
リーディングやリスニングの内容が、環境問題とか生態系の話とか、歴史の話とか、日常生活の範囲からはややはみ出るトピックだけど、開発学を学びたいと思っていた私にはとても読みやすい内容だったのですー!内容わかりやすいといっても、ちょいちょい文法や語彙問題もあったりするけど、そこは事前の学習でカバー。そしてリスニングはみんな一斉に受けるのでもちろんよく聞こえる◎
なぜ最初にIELTSを選択肢として考慮しなかったのだー………..
と思ったのですが(あなたも思ったはず。笑)、当時、ドイツの大学とアメリカの大学でダブルディグリーを取れる修士課程に応募しようとしていたのです。そうだった。だから私は当時強制的にTOEFLしかなかったんだわ。。。
スピーキングは、TOEFLがPCに向かって指定時間内(30秒とか?)で話すのに対し、IELTSは対人。試験官さんがいて質問を言ってきて、それに答えるという形。普通ですよね?普通なのですが、IELTSのやりにくさと比べるともう神なのかと思えるくらい違いましたw だって質問がわかりにくかった時とかに、「もう一度言っていただけますか?」ってお願いできるし、設問がわかっていたとしても答えづらい問題だったらなんて言うか考える時間として稼げる。
ライティングは、少しトレーニングが必要な気がします。表やグラフを読み取って概要をまとめたり、設問に対して意見を述べる形式など、IELTS特有の設問の出し方と「答え方の理想形」みたいなのがあるので、その基準を満たす書き方ができるようになるまで練習が必要。けれど、このパターンがでたらこうまとめる、的な感じでパターン化できてしまうので、そこは練習を重ねれば重ねるほど慣れていきそう。
主張あるいは仮定→理由→結論 みたいな感じでまとめるのは、IELTSのためだけ出なく、大学に入る時までに身につけておくべきスキルの一つなのだと改めて実感。私は学部時代に英語で小論文をたくさん書いたので、英語のレベルはともかく構造に関しては覚えていたのでそれが役に立った、、、!!!ありがとう、ペリカン!(当時の先生のニックネーム。笑)
まとめ:
- 自分の応募先がどの英語能力証明を求めているのかをチェック
- いくつか選択肢があるのなら、それぞれの試験の特徴が自分と合っているか、模擬問題をやってみることをオススメします
- 試験の年間の開催回数や会場もチェックした方が良い。必要なタイミングまでに何度か受けることのできるかと、アクセスが悪すぎないか、確認。東京は特にすぐに予約が埋まるので注意。