私は今、ホームオフィス勤務で仕事をしています。
大学院 in🇬🇧 も日本からオンラインで通っているので、基本的には家で勉強しています。そうなってくると問題になるのは、筋力低下。そう、運動不足ですね〜。二の腕が気になります。
みなさんはどうですか?コロナ禍になってから始めた運動などありますか?
私は、ちょうど1年前頃、家でできるYoutubeを見ながらのエクササイズを始めました。運動を続けられるように、私はSloggiのウェアを買いました。(意外と形から入るタイプ)
みなさんも何かウェアなど持っていますか?
ここまで書いたところで、今日はlululemonの話をします。(Sloggiさようならー)
おしゃれなワークアウトウェアで人気なlululemonですが、ただ単におしゃれでかわいい(お値段は可愛くない!)だけではなかったんです!
移民労働者の権利を守るための実証可能な取り組みを行うなど、従業員の人権をきちんと保護する取り組みをしていたんです!
アパレル業界は、強制労働などの人権搾取がとても顕著になっている業界の一つです。ここでいう労働というのは、洋服が売られるお店での長時間労働ではなく、洋服が作られる、実際に縫製したりする過程の労働で、その条件は日本で暮らす私たちにとって想像もできないような過酷なものになっています。また強制労働をさせられている人は、社会的立場の弱い女性や子どもが多いのも特徴です。何年か前に、高級ブティックの服を縫製していたバングラディシュの工場が建物ごと崩れ落ち、1000人以上が死亡する事故を覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
詳しく知りたい方はこちら:ファッション史上最悪の事故から5年、バングラデシュは変わったのか
アパレル業界のサプライチェーンにはこういった労働搾取が蔓延しており、かつ色々なNGOや国際機関が警鐘を鳴らしているにもかかわらず進歩がみられていません。最近、イギリスのKnow The ChainというNGOが、UNIQLOやアシックスなどを含む世界のアパレル・フットウェア企業37社を対象に、企業が労働者の人権を守るためにどんな取り組みをしているかの調査に基づき、ベンチマーク評価(100点満点)をしました。
ちなみに、この調査の対象には日本企業はユニクロとアシックスの2社でした。他に、アディダス(Fast retailing)やH&M、Puma、ラルフローレンやバーバリーなども対象企業です。ご興味ある方はこちらからご覧ください。
高級ブティックのプラダ、ヴィトン、エルメスがそれぞれ5点、19点、24点と低評価の中、lululemonは89点と評価されています。100点とはいきませんでしたが、平均の41点の二倍以上の点数をつけてもらっています。
もちろんlululemonにもまだまだ課題や改善点はあると思うけど、外部の組織からの公平な評価で良い結果になっているということは、信頼度が少し上がりますね。(裏を返せば、サステナビリティレポートで我が社はこういうことやってますと主張していても、それは主観的なレポートであるので国際的な基準などと照らし合わせながら行間を読まないといけない場合があります。)
この製品、どこの国で作られたかな〜って気にすることもあるけど、どんな人が作ったのかな〜って気にすることってなかなか少ないと思います。私もです。
こういったレポートを自ら探し出して全部調べてチェックして、というのは大変だけど、みなさんとシェアできるものはしたいと思います。みなさんも、ぜひ便乗しちゃってください!
これを機に、すこーし気にかけてみませんか?今着てるこの服、誰が作ってくれたのかな?って。