ちょっと色々変化のあった6月を乗り切ったので、ブログ再開します。
再開記念(?)のこの投稿は、教育が子どもの価値観や考え方に与える影響について考えたいと思います。
統計学の例題や、実際に「女性は数学が苦手なのか」がステレオタイプなのか生態学的な性質なのかを測るためのいろんな実験があるのですが、そこから色々と考えました。実験自体は、簡単に説明すると、女性と男性をランダムにグループ分けして、次の文章を読んでもらった後に数学のテストを行い、どの文章を読んでいたかによって数学のテスト結果が変わるかどうか、というものです。
グループA:テスト前に「女性は数学が苦手である」という文を含む文章を読む
グループB:テスト前に「女性は数学が苦手である」という文を含まない文章を読む
大体の実験の結果は、グループBの女性の方がテストの成績が平均的に良い、という結果が出ているそうな。
細かいことに突っ込むことはここではしないのですが、私が何が言いたいのかというと、学校教育、特に中学、高校あたりでの先生の発言が、子どもたちの能力や価値観の形成に大きく影響してしまうのではないだろうか、ということです。
例えば、高校で文系のクラスを担当している数学の先生が、「あなたたち文系クラスは数学苦手なんだから頑張りなさいよー。特に女子のみなさんー。」みたいな感じの発言はしてほしくないなと。理系クラスに向かって文系科目に対して同じこと言うのも同じ。個人的に前回のテストの点数がよろしくなかったとか、根拠に基づいて具体的なアドバイスをする感じなら良いと思うのですが、女子=数学が苦手、男子=音楽が苦手、みたいなジェンダーステレオタイプを助長するような発言はやはり気になる。。。
私が通っていた学校ではそんな感じのことは経験しなかった気もするし経験した気もするし(なんかもう記憶があやふやです、すみません。)、文系のクラスから理系の学科に進学していった友達も何人もいるし、そんなこと言われようが本人の能力には関係ないのかもしれませんが。
子どもができたときにも、「あなた女の子なんだから数字とか理科とか苦手なんだから頑張りなさい」とか言わないようにしようと誓いました。
(というか、子どもの勉強に干渉しないようにいたい。自分の親にそうしてもらってすっごい楽だったように。)